? University of Hyogo. All Rights Reserved.

活動レポート

follow us

東灘高校の生徒を対象に『模擬講義』が2022年12月19日に開催されました

[理学部] 2022.12.20

東灘高校の高一生徒を対象にして、2022年12月19日(月)に、本学理学部の先生による模擬講義が二つ開催されました。
 一つは、山田順一教授による「有機化合物を垣間見る?有機化学を学ぼう!?」というタイトルで模擬講義を行いました。有機化合物とはなにか、ということから説き起こし、炭素の化学を原子?分子レベルで詳説しました。そして、身の回りの有機化合物の例を化学構造式で示しながら解説し、有機化学の重要性と奥深さを認識してもらうと同時に、有機化学の面白さを味わってもらいました。
その上で、SDGsのうち、有機化学によって理解が深まる目標、および有機化学が目標達成の切り口になるものを例解しました。

  もう一つは、菓子野 康浩准教授による「地球環境の過去?現在?未来と微細藻類」というタイトルで模擬講義を行いました。微細藻類の光合成によって地球環境が大きく変わり、地球誕生時と比較して二酸化炭素濃度も小さくなってきたことを解説しました。
しかし、産業革命以来の人類の生産活動によって、二酸化炭素濃度が上昇の一途を辿っていて、地球温暖化も進行中の現実があります。そこで、微細藻類を用いた地球温暖化抑止の技術開発や再生可能エネルギー生産を例示していきました。また、本学で取り組んでいる微細藻類をSDGsに活かす取り組みも紹介しました。
ご担当者
 山田 順一  教授
 菓子野 康浩 准教授